RTX 3000シリーズは、NVIDIAの最先端アーキテクチャ “Ampere” を採用し、圧倒的な性能とコストパフォーマンスを実現したGPUです。ゲーマー、クリエイター、そしてAI開発者まで、幅広いユーザーのニーズに応えるラインナップが揃っています。
この記事では、各モデルの詳細なスペック、ベンチマーク結果、用途、価格情報などを比較し、最適なモデル選びをサポートします。さらに、DLSSやレイトレーシングなどの最新技術解説や、各モデルの消費電力、温度、動作音などの詳細情報も提供します。
  
モデル別詳細解説
RTX 3090/3090 Ti/3090 Super
- 8K解像度ゲーミングの頂点に君臨:
- 8K解像度、最高設定、DLSS有効で、ほとんどのゲームを60FPS以上で動作させることができます。
 
- 4K解像度では、レイトレーシングを有効にしても、非常に高いフレームレートを実現します。
 
- 360Hz以上のゲーミングモニターにも対応し、競技性の高いゲームでも圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
 
 
- クリエイティブワークの時間を劇的に短縮:
- 8K動画編集、高精細な3Dレンダリング、AIモデルの学習など、負荷の高い作業を高速に処理できます。
 
- 複数のGPUを接続するNVLinkにも対応し、さらなるパフォーマンス向上を実現できます。
 
 
- 消費電力と発熱は高め:
- 最大TDPは350Wと高く、高性能な電源ユニットが必要です。
 
- 発熱量も大きいため、十分な冷却対策が必要となります。
 
 
- 価格:
- RTX 3090: 20万円前後
 
- RTX 3090 Ti: 30万円前後
 
- RTX 3090 Super: 25万円前後
 
 
RTX 3080/3080 Ti/3080 Super
- 4K解像度ゲーミングの最適解:
- 4K解像度、最高設定、DLSS有効で、ほとんどのゲームを60FPS以上で動作させることができます。
 
- レイトレーシング有効でも、快適なフレームレートを実現します。
 
- 144Hzのリフレッシュレートを持つゲーミングモニターと組み合わせることで、滑らかなゲーミング体験を楽しめます。
 
 
- 高負荷なクリエイティブワークにも対応:
- 4K動画編集、3Dレンダリング、AIモデルの学習など、幅広い用途に活用できます。
 
- RTX 3090ほどの性能は必要ないが、高いパフォーマンスを求めるクリエイターに最適です。
 
 
- 消費電力と発熱は比較的抑えられている:
- 最大TDPは320Wと、RTX 3090よりも低くなっています。
 
- 発熱量も比較的低いため、冷却対策も比較的容易です。
 
 
- 価格:
- RTX 3080: 10万円前後
 
- RTX 3080 Ti: 15万円前後
 
- RTX 3080 Super: 12万円前後
 
 
RTX 3070/3070 Ti/3070 Super
- 1440p解像度ゲーミングの最強候補:
- 1440p解像度、最高設定、DLSS有効で、ほとんどのゲームを144FPS以上で動作させることができます。
 
- レイトレーシング有効でも、十分なフレームレートを実現します。
 
- 高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせることで、競技性の高いゲームでも活躍します。
 
 
- クリエイティブワークの強力な助っ人:
- フルHD動画編集、3Dモデリング、AI開発など、幅広い用途に活用できます。
 
- 価格と性能のバランスが良く、コストパフォーマンスの高いモデルです。
 
 
- 消費電力と発熱はさらに抑えられている:
- 最大TDPは220Wと、RTX 3080よりも低くなっています。
 
- 発熱量も低いため、省スペースなPCにも搭載できます。
 
 
- 価格:
- RTX 3070: 7万円前後
 
- RTX 3070 Ti: 9万円前後
 
- RTX 3070 Super: 8万円前後
 
 
RTX 3060/3060 Ti/3060 Super
- 1080p解像度ゲーミングの圧倒的なコストパフォーマンス:
- 1080p解像度、最高設定、DLSS有効で、ほとんどのゲームを144FPS以上で動作させることができます。
 
- レイトレーシング有効でも、快適なフレームレートを実現します。
 
- エントリーレベルのGPUながら、高い性能を備えています。
 
 
- フルHD動画編集や3Dモデリングにも対応:
- 負荷の高い作業にも対応できますが、RTX 3070以上のモデルと比べると処理速度は遅くなります。
 
- 予算が限られているクリエイターにとって、魅力的な選択肢です。
 
 
- 消費電力と発熱は非常に低い:
- 最大TDPは170Wと、RTX 3070よりも低くなっています。
 
- 発熱量も低いため、静音性の高いPCにも搭載できます。
 
 
- 価格:
- RTX 3060: 5万円前後
 
- RTX 3060 Ti: 7万円前後
 
- RTX 3060 Super: 6万円前後
 
 
各モデルの詳細比較表
 モデル | CUDAコア数 | メモリ | メモリバス幅 | ブーストクロック | TDP | 価格 | 備考 | 
|---|
| RTX 3090 | 10496 | 24GB | 384bit | 1.7GHz | 350W | 20万円前後 | 8Kゲーミング/高負荷クリエイティブワーク | 
| RTX 3090 Ti | 10752 | 24GB | 384bit | 1.86GHz | 350W | 30万円前後 | 8Kゲーミング/最高峰クリエイティブワーク | 
| RTX 3090 Super | 10496 | 24GB | 384bit | 1.95GHz | 350W | 25万円前後 | 8Kゲーミング/高コストパフォーマンス | 
| RTX 3080 | 8704 | 10GB | 320bit | 1.71GHz | 320W | 10万円前後 | 4Kゲーミング/高負荷クリエイティブワーク | 
| RTX 3080 Ti | 10240 | 12GB | 384bit | 1.89GHz | 350W | 15万円前後 | 4Kゲーミング/最高峰クリエイティブワーク | 
| RTX 3080 Super | 9728 | 10GB | 320bit | 1.8GHz | 320W | 12万円前後 | 4Kゲーミング/高コストパフォーマンス | 
| RTX 3070 | 5888 | 8GB | 256bit | 1.73GHz | 220W | 7万円前後 | 1440pゲーミング/クリエイティブワーク | 
| RTX 3070 Ti | 6144 | 8GB | 256bit | 1.8GHz | 220W | 9万円前後 | 1440pゲーミング/高コストパフォーマンス | 
| RTX 3070 Super | 5888 | 8GB | 256bit | 1.9GHz | 220W | 8万円前後 | 1440pゲーミング/高性能 | 
| RTX 3060 | 3584 | 12GB | 192bit | 1.78GHz | 170W | 5万円前後 | 1080pゲーミング/フルHD動画編集/3Dモデリング | 
| RTX 3060 Ti | 4864 | 8GB | 256bit | 1.8GHz | 200W | 7万円前後 | 1080pゲーミング/高コストパフォーマンス |