紙を折ることでさまざまな形を作る折り紙は、日本の伝統文化の一つです。中でも、鶴を折ることは多くの人に親しまれています。この記事では、一歩進んだ4連折り鶴の折り方を初心者にも分かりやすく解説します。4連折り鶴は、一枚の紙から4羽の鶴を連続で折り出す技法で、見た目の美しさと創造性で多くの人を魅了します。
4連折り鶴の魅力とは
4連折り鶴は、一枚の紙から4羽の鶴が連なる形を作り出します。完成すると非常に華やかで、装飾品やギフトとしても喜ばれます。また、折り紙を通じて集中力や創造力を養うことができ、子供から大人まで楽しめるアクティビティです。
必要な材料
正方形の折り紙 1枚(サイズは自由ですが、15cm x 15cmが扱いやすいでしょう)
折り線をしっかりと押さえるためのツール(任意)
- ハサミ
4連折り鶴の基本的な折り方を徹底解説
準備:正方形の折り紙を用意する
4連折り鶴を始める前に、まずは折り紙を選びます。この時点で、作品の色彩や雰囲気を大きく左右するため、何色の折り紙を使うかは非常に重要です。例えば、春に作るならば桜色や淡い緑色を、秋には紅葉をイメージしたオレンジや赤を選ぶと季節感が出ます。また、折り紙の質も重要で、あまりにも薄いと破れやすく、厚すぎると折りにくいため、標準的な厚さの折り紙がおすすめです。
基本の鶴の折り方
折り方
- 折り紙を半分に折り、中心線をつける。
- さらに半分に折り込み、中心線をつける。
- 中心線に沿ってハサミで切り込みを入れる(端を5㎜程度残しておく)。
- 四隅をそれぞれ中心の角に合わせて折り込む。
- 半分に折り三角形にする。
- 三角形を開いて裏と表どちらもひし形にする。
- ひし形の左右の角を、中心線に合わせて折り込む。
- 裏返して、同様に左右の角を折り込む。
- 折り目を開いてひし形を作る。
- ひし形の左右の辺を、中心線に合わせて折り込む。
- 裏返して、同様に左右の辺を折り込む。
- 頭と尾になる部分を開く。
- 頭と尾の部分を羽の先に向かって開く。
- 翼の付け根部分をつまんで、鶴の形に整える。
- 頭と尾を折り曲げて完成。
ポイント
- 折り目はしっかりとつける。
- 角は正確に合わせること。
- 力加減を調整しながら折り進める。
4連鶴の折り方を写真付きで解説します。
基本となる鶴の形をベースにして、隣接する部分をうまく折り上げて鶴の形に折り込んで行きます。同時に4つ折り込んでいく必要があるため、連結部分が千切れない様に注意が必要です。。また、全体のバランスを保ちながら一つ一つの鶴を丁寧に折り上げていくことで、4羽が美しく連なる形が完成します。
以下に、写真付きで解説します。
1.折り紙を半分に折り、中心線をつける。

2.さらに半分に折り込み、中心線をつける。

3.中心線に沿ってハサミで切り込みを入れる(端を5㎜程度残しておく)。

4.四隅をそれぞれ中心の角に合わせて折り込む。

5.半分に折り三角形にする。

6.三角形を開いて裏と表どちらもひし形にする。

7.ひし形の左右の角を、中心線に合わせて折り込む。

8.裏返して、同様に左右の角を折り込む。

9.前項の形に4つ作っておく。

10.折り目を開いてひし形を作る(注意:羽の部分になる方を開く。羽になるのは繋がっている方です)。

11.ひし形の左右の辺を、中心線に合わせて折り込む。

12.裏返して、同様に左右の辺を折り込む。

13.4つ同じように折り込んだら、頭と尾になる部分を開く。

14.頭と尾の部分を羽の先に向かって開く。

15.翼の付け根部分をつまんで、鶴の形に整える。

16.頭と尾を折り曲げて完成。

全ての鶴を折り終えた後、繊細に形を整えていきます。この工程で、鶴同士がきれいに連なるように調整します。
よくある失敗とその対処法
折り紙が厚すぎる場合、細かい部分が折りにくくなることがあります。この場合は、薄手の折り紙を選びましょう。
折り線が曖昧で形が崩れる場合、一つ一つの折り目をしっかりと押さえていくことが重要です。
4連折り鶴をさらに楽しむアイデア
4連折り鶴は、そのまま飾るだけでなく、様々なアレンジが可能です。例えば、色とりどりの折り紙を使って季節感を出したり、小さなメッセージを添えてプレゼントとして贈ったりすることができます。創造力を働かせて、オリジナルの作品を楽しんでください。
このガイドを参考に、4連折り鶴の折り方にチャレンジしてみてください。一歩一歩丁寧に進めれば、初心者でも美しい4連折り鶴を完成させることができます。折り紙は、創造性を発揮する楽しい時間を提供してくれる素晴らしい趣味です。ぜひ、この機会に挑戦してみてください。

