仙台市春日町の老舗和菓子店|明治創業の歴史と代表銘菓「みち乃くせんべい」
仙台市青葉区春日町にある老舗和菓子店「御菓子司 賣茶翁(ばいさおう)」。明治創業以来、140年以上にわたり伝統の技と味を守り続けています。本記事では、売茶翁の魅力を詳しく紹介します。
創業の時期と歩み
創業:明治12年(1879年)
初代・渡邊僊爺氏によって創業。当初は別屋号で営業し、戦後の昭和22年(1947年)に現在地へ移転、屋号を「賣茶翁」に改めました。
店名は、江戸中期に煎茶文化を広めた僧「売茶翁」から名を取り、「茶と菓子を心で売る」という精神を受け継いだものと伝えられます。
創業者と現在の店主
創業者:初代 渡邊僊爺 氏。
丹波や備中の豆を厳選し、炊きから練りまでをすべて手作業で行うことを信条としました。現在は四代目がその伝統を継承しつつ、現代の茶席に合う上品な和菓子を提供しています。
賣茶翁の和菓子
代表銘菓「みち乃くせんべい」
極薄の麩焼き煎餅に、波照間産黒糖蜜を一枚ずつ刷毛で塗り重ねた逸品。驚くほど軽い口どけと上品な甘さで、仙台土産として全国にファンが多い和菓子です。
- 価格目安:小箱(10枚)約900円/中箱(20枚)約1,800円/大箱(30枚)約2,700円 ※店頭確認推奨
- 賞味期限:常温で約20日
- 特徴:日持ちがよく、手土産やお茶席のお供に最適
季節の上生菓子
四季折々の花や風物詩を表現した生菓子。白あん・小豆あん・求肥などを用い、数量限定で販売されています。日替わりの造形美が楽しめます。
その他の菓子
どら焼きや最中、干菓子なども人気。柳生和紙を使った包装が上品で、贈答用にも適しています。
購入方法
賣茶翁の和菓子は、店頭での直接購入のみ可能です。
通販・オンラインショップ・物産展での販売は行っていません。これは「できたての状態で味わってほしい」という店主のこだわりによるものです。
| 店舗名 | 御菓子司 賣茶翁(ばいさおう) |
|---|---|
| 住所 | 〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町3-13 |
| 電話 | 022-214-2262 |
| 営業時間 | 9:30〜18:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| アクセス | 地下鉄南北線「勾当台公園駅」より徒歩約10分 |
| 駐車場 | 2台分あり |
| 支払い | 現金のみ(カード・電子マネー不可) |
購入のコツ
- 午前中の来店が安心(人気商品の売り切れ回避)
- 電話で在庫・取り置きの確認が可能
- 贈答用包装・のし紙の相談にも対応
- 生菓子は当日中、みち乃くせんべいは常温保存可能
アクセス
まとめ
| 明治12年創業、昭和22年に春日町へ移転 |
| 初代・渡邊僊爺氏、現在は四代目が継承 |
| 手練り餡の和菓子、「みち乃くせんべい」など |
| 店頭販売のみ(通販・物産展なし) |

